遠野旅の産地直売所

Fun!tono!

まずは伐採!一から作る炭焼き体験

1月11日 炭作りツアー上級編1日目。
昨年米通集落に作った炭窯を活用する炭作りのツアーを実施しました。

今回は上級編ということで、炭の原料となるナラの木を伐採しました。もちろん米通のナラです!
当日はかなり冷え込みましたが、雪が積もる中、参加者2名、米通集落の面々、山里ネットの「木こり」こと林業専門スタッフ桑畑、全員で力を合わせて、作業は午前中でほぼ終了。立派なナラ材を確保できました!

1月17日 炭作りツアー上級編2日目。
①炭窯から以前作った炭を取り出す作業 
②前回切ったナラの木を炭窯に入れて着火をする作業を実施しました。

本日のメインは、木を窯に入れる作業。
北上市の「楽炭」の千田さんを講師に迎え、参加者2名と地元の方々、山里スタッフと大所帯で作業スタート!全員でバケツリレー式に木を運び入れ、午前中のうちに作業終了!
作業は単に木を詰めるのではなく、窯の最下層に「しきしば」という木っ端を敷いて空気の通りを良くします。「しきしば」の上には、奥から順に縦方向に木を敷き詰めます。良い炭になりにくい窯の奥には細い木を、中央部分には売り物になる立派な木を、手前には燃えにくい太い木を詰めます。窯の上部には、売り物にならない細い木やサイズの小さな木を用いた「うえぎ(上木)」を入れ、できるだけ隙間がないようにぎっしり木を詰めるのがコツです。

着火をしたら3日間火を途絶さずに燃やし、さらに4日間放置して炭化させ、そこから2日精錬を行って、ようやく作業完了。炭を取り出すのは、さらに窯が冷えてから。木炭づくりには多くの手間がかかることを学びました。岩手の黒炭は買うとそれなりのお値段がしますが、それも納得です。ちなみに、遠野の黒炭で焼き鳥を焼いてみたところ、段違いで火力や火持ちが良く、お味も最高の仕上がりでした♪

米通の炭は、窯から出した後、岩手県木炭協会による品質チェックを行い、各地へ出荷されます。遠野市内では「とぴあ」の産直コーナーで販売しています!